擬宝珠の二花七葉
作者/三世家元 角田一忠
花材/擬宝珠
花器/白釉平壷
擬宝珠は、筋の入った大きな広い葉に特色があり、生花では穂状に咲く百合形筒状花とともに、葉組みをしていけます。葉を向き合わせて株をつくり、その株の中に花を使う典型的な「葉もの」の扱いでいけます。ここでは、四枚の葉で真と体の株をつくり、その中に花茎を高く扱っています。ついで三枚の葉で留の株をつくり、その中に短く花茎を使って花型を仕上げます。