三色のマッスを彩りよく配置する
作者/三世家元 角田一忠
花材/パンジー、玉しだ
花器/白、青釉変形花器
花型/造形技法
濃紫と白と黄色のパンジーをそれぞれ丸くかためてマッスとし、二つの花器に挿し分けました。白い器を前、青い器を後ろに置くことで奥行を強調し、白には濃紫、青には白と黄色のマッスを映し合わせたものです。花と器の見せ具合いを調整しながら、バランスのよい彩りの配置をはかるのがポイントですが、これだけではコントラストが強いので、玉しだの緑を間に入れてやわらげながら、それぞれの色の連係をとりました。玉しだは輪にすることで歯車が回るような動感も出しています。