第47回 いけばな協会展  創立50周年記念展


[会期]2008年3月5日(水)〜11日(月)

[会場]東京・松坂屋銀座店七階催事場

主催=いけばな協会(吉村華泉理事長)


   創立五十周年記念、第四十七回いけばな協会展が東京・銀座で開催されました。今年はいけばな協会が昭和三十三年に健康保険組合加入を目的に設立して以来、創立五十周年の大きな節目を迎えました。関東における最大のいけばな団体として、流派の垣根を越えた活動で注目されてまいりました。

 協会展は当初、「いけばな祭り」と題して開放感のある、創作意欲にあふれた作品で親しまれておりました。現在は会員数一三九九名(平成十九年十二月現在)で最盛期の半数となりましたが、世界の高級ブランド店が軒を並べる銀座の地に会場を移してからは、明るいイメージのいけばな協会展にとって、見る者、活ける者にとって楽しい花の場となったことは喜ばしいことです。

 今展は、六十四流派、七八三名の出品作家が日頃の研鑽の成果を発表いたしました。会場内には記念展とあって、「いけばな協会のあゆみ」が昭和三十三年の設立から現在まで細かく年表が張り出され、発足当時発起人として参画した二世家元の名があり、誇らしく懐かしく拝見いたしました。春浅い外気とは対照的に、場内は百花繚乱、見事な花木や鮮やかな花の彩り、新素材を使った作品で溢れました。各流派の特徴を出した好作が大席、中席に繰り広げられ、まさに「いけばな祭り」そのものでした。会期中は天候にも恵まれ、協会調べでは六日間で三万五千人余りが入場いたしました。本流からは家元を始め十七名が出品いたしました。
 


<会場全景>


(一次展出品作品)


鈴木一壮,井上一恒,佐藤一薫

荻原一牧,冨塚一京、佐藤一公
        


(二次展出品作品)


家元(角田一忠)、羽鳥一翠

松崎一弘、片桐一彰、坂井一秀、市川一T


(三次展出品作品)


柴崎一仁、高橋一誠,小泉一巧、本領一広、

谷 一栄,姜 一梅